悩む男性と女性

☑ OEMメーカーに委託して化粧品を作ったものの、思うように売れない
☑ 新たに化粧品市場に参入したいけれど、失敗しないか不安

化粧品OEMに対して、このようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。実際に競争の激しい化粧品市場では、成功する商品と失敗に終わる商品の明暗がはっきりと分かれています。
しかし、売れる商品を開発するためのポイントを押さえ、信頼できるOEMメーカーをパートナーとして選ぶことで失敗を回避することができます。

今回の記事では、OEMで化粧品を開発する際に考えられる失敗要因と、売れる商品を開発するコツのほか、OEMへ委託するメリットについて解説します。

化粧品OEMで売れない理由は?

悩むビジネスパーソン

化粧品OEMで開発した商品が売れない理由は、大きく4つ挙げられます。

① トレンドやニーズと合っていない商品を開発している
② 競合品との差別化が不十分
③ 商品を知ってもらうための施策や、魅力の伝え方が不十分
④ 目的や要望に合わない化粧品OEMメーカーを選んでしまう


それぞれの理由と、それらを回避して売れる化粧品を開発するコツについて、1つずつ詳しく解説していきます。

1. トレンドやニーズと合っていない商品を開発している

化粧品は、消費者の好みやトレンドの変化に敏感な製品群のため、新製品が続々と登場し、非常に変動の激しい市場と言われています。インターネットやSNSの普及に伴い、国内のみならず海外の製品情報にも簡単にアクセスできるようになったことも影響し、その変化は近年ますます激しくなっています。
さらに、消費者の購買行動も日々変化しているため、化粧品を開発する企業は常に市場動向を見極め、アンテナを張り巡らせる必要があります。

また、トレンドや変化を敏感に掴み取るだけでなく、それらがターゲットのニーズに沿っているかを分析し、商品の企画やコンセプトに上手く落とし込むことも重要です。

このように、変化の激しい化粧品市場では、トレンドや市場動向を常に把握しながらターゲットを深掘りし、ターゲットの真のニーズに応える製品開発を行う必要があると言えます。

商品企画

2. 競合品との差別化が不十分

選ばれる商品を開発するためには、すでに発売されている商品との差別化が必要不可欠です。まずは、競合品を綿密に分析し、自社の商品を選んでもらうためのポイントを検討していくことが重要です。

他社商品との差別化が不十分なケースでは、競合調査が適切でなかったり、差別化のポイントが消費者のニーズを押さえられていなかったりと、企画やコンセプトの立案段階に問題がある場合も多く見られます。とくに初めて化粧品開発を行う場合は、競合品の設定や差別化ポイントの絞り込みは容易ではないため、企画段階から積極的な提案のある化粧品OEMメーカーは心強いパートナーとなるでしょう。

競合品やベンチマーク品を共有し、開発商品の強みや独自性、差別化ポイントを相談しながら開発を進めることをおすすめします。

3. 商品を知ってもらうための施策や、魅力の伝え方が不十分

コンセプトにも処方にもこだわり抜いた素晴らしい商品を開発しても、その魅力が消費者に伝わらなければ購入に繋がることはありません。時代やターゲット層にマッチした方法で商品価値を届けるための戦略が必要です。商品が完成し、売る段階になってから方法を考えるのではなく、商品の構想段階から売り方や魅力の伝え方を考えておくことが重要なポイントとなります。

また、化粧品の表示や訴求には薬機法(医薬品医療機器等法)や景品表示法などの関連法規が存在するため、これらに注意しながら魅力を伝えるテクニックが必要です。広告代理店に任せることもできますが、化粧品開発とは別の費用や手間が発生してしまいます。開発段階から商品の魅力を一緒に考え、どのように伝えるかまで落とし込んで提案してくれるOEMメーカーを選べば、これらの費用や手間を省けるだけでなく、化粧品市場や処方など、化粧品に関連する全般の知識に精通したOEMメーカーならではの提案を受けることができます。

商品の魅力を伝える方法の一つとして、製品の顔となるパッケージも重要な要素です。デザイン専門の会社に委託するケースもありますが、OEMメーカーによってはデザイン提案までをも一貫で委託できる企業も。とくに化粧品開発が初めてのケースでは、委託しようとしているOEMメーカーがどこまで対応してくれるかも確認しておくと良いでしょう。

販売戦略

4.目的や要望に合わない化粧品OEMメーカーを選んでしまう

委託するOEMメーカーが目的に沿っていなかったり、希望するサポートを受けられなかったりすると、開発が難航するだけでなく、売れる化粧品を継続的に販売することが難しくなってしまいます。
化粧品といってもアイテムや剤型は幅広く、たとえば「クレンジング」と一口に言っても、オイル、リキッド、クリーム、ウォーター…等、たくさんの種類が存在します。OEMメーカーによって受託可能な剤型や得意とする剤型、自社で保有する製造設備などが異なるため、こだわりの使用感や効果を満たすことができるのか、また、短期間の開発を望む場合には、アレンジができる実績処方が豊富にあるかなどを事前に確認しておきましょう。

さらに、お客様に安心して商品を使い続けていただくためには、品質の高い製品を安定的に製造できることも重要です。自社製造設備の有無や品質管理体制なども打合せの段階から確認しておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。品質管理の確認では、品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001や、化粧品の製造管理および品質管理に関する国際基準ISO22716を取得しているかが一つの判断基準となります。原料の受け入れから製造、出荷に至るまで、品質に徹底的にこだわっているかどうかを確認しておきましょう。

品質管理

また、海外輸出を希望する場合は輸出のサポート実績があるか、商品が完成した後も販促や追加品などの提案やアドバイスが受けられるかなど、納品して終わりではなく、販売後のサポート体制が十分なOEMメーカーを選ぶと長期的なパートナーとして安心してお付き合いができます。

このように、化粧品OEMメーカーとして十分な実績があり、安心の品質と万全のサポート体制でパートナーとして安心して任せられる企業であることをしっかりと確認すると良いでしょう。

化粧品OEMへ委託するメリットとは?

化粧品OEMへの委託は、これまでに挙げた売れない理由への対策を講じれば非常に効率の良い方法です。ここからは、メリットについて解説していきます。

1.製造設備やライセンスが不要
新規事業への参入となる場合、最大のネックとなるのは「設備投資」です。化粧品の場合も、製造や充填に必要な設備を全て揃えるのは非常に大がかりで膨大なコストもかかります。また、化粧品の製造には「化粧品製造業」、製造したものを市場に流通させるためには「化粧品製造販売業」といったライセンスが必要なため、自社で製造する場合はこれらの必要要件を満たし、取得まで行わなくてはなりません。
しかし、化粧品OEMメーカーへ委託すれば、自社工場やライセンスを持たない企業でも化粧品の販売をスタートすることができるため、この点が一番のメリットと言えるでしょう。

2.経験と知識を活用できる
売れない理由で解説したように、化粧品には様々な関連法規が存在するほか、消費者の好みやトレンドの変化に敏感な非常に変動の激しい市場です。
化粧品OEMメーカーは、長年の経験と専門知識を活かして最適な化粧品の製造を行うことができるため、経験や知識が無い企業でも化粧品事業を始めることができます。また、経験豊富なOEMメーカーを選べば、企画開発の段階から最適な提案やアドバイスを受けることができます。

3.化粧品開発に関わる資材も一括で依頼できる
化粧品を開発するには、バルクと呼ばれる中身だけでなく、容器や化粧箱などの資材も必要です。容器、化粧箱はそれぞれ専門のメーカーがたくさん存在するため、直接コンタクトを取って情報を集めることも可能です。しかし、メーカー数も資材の数も膨大なため、理想の資材を見つけるためには時間も労力もかかります。また、どのような容器でも使用できるわけではなく、容器自体の品質、バルクとの相性、充填に問題が無いかなどを確認しながら慎重に決定していく必要があります。これらのノウハウが無い企業が選定してしまうと、容器選びを何度もやり直すことになり、希望の納期に間に合わなくなってしまうことも…。

化粧品OEMメーカーでは、容器や化粧箱といった資材メーカーとも密に連携を取っているため、バルクの開発だけでなく資材まで一括で依頼をすることが可能です。希望の容量や形状を伝えれば、資材メーカーとの間に入って最適な資材を提案してくれるため、手間や時間をかけることなく理想的な商品を作り上げることができます。

化粧品の容器を手に持つ

売れる化粧品を開発するポイントまとめ

ここまでは、化粧品OEMで開発した商品が売れない理由とOEMへ委託するメリットを解説しました。失敗を回避し、売れる化粧品を開発するポイントは以下の3点です。

① トレンドやターゲットのニーズに合った商品企画を立てる
② 開発のスタート段階から販売戦略や魅力の伝え方を考える
③ OEMメーカーとのパートナーシップを築く

商品開発の打合せ風景

信頼できるOEMメーカーを選び、売れる化粧品を開発しましょう!

化粧品業界に新規参入する場合、自社で設備やライセンスを準備する必要のない化粧品OEMメーカーへ委託すれば、コストを抑えながら比較的短期間で化粧品事業をスタートすることができます。また、すでにOEMメーカーへ委託をしているものの、商品が思うように売れていない場合は、前述の「化粧品OEMで売れない理由は?」をぜひ参考にしてみてください。

化粧品OEMメーカーのコスメテックジャパンは、130年以上の歴史のある老舗化粧品メーカー「桃谷順天館」をルーツに持ち、長い歴史を通じて多くのお客様から絶大な信頼を寄せていただいております。
歴史に培われた確かな品質と開発力はもちろん、ブランディングから商品提案、デザインや販促提案に至るまで、クライアント様のニーズやお悩みに寄り添ったきめ細やかな対応と企画提案を強みとしています。

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