新しく化粧品事業や新ブランドを立ち上げる際、コンセプトや成分はもちろん大切ですが、実は「お客様にどう伝わるか」という直感的な表現が、商品の売れ行きを左右することをご存知でしょうか?

今回は、化粧品広告や商品名でよく目にする「オノマトペ」について、OEM会社の視点からその重要性を紐解いていきます!
そもそも「オノマトペ」とは?
オノマトペとは、自然界の音や物の状態を言葉で表した「擬音語・擬態語」の総称です。
手短に情景や状態を伝えることができ、イメージを与える効果があります。
擬音語:ワンワン、ザーザー(音を真似たもの)
擬態語:キラキラ、さらさら(状態を表したもの)
日本語は世界的に見てもオノマトペが非常に豊富な言語と言われており、日常会話だけでなく、ビジネスや商品マーケティングの現場でも強力な武器として活用されています。
なぜ化粧品に「オノマトペ」が効果的なのか?

化粧品のLPやパッケージを見ると、「とろ~ん」「すーっ」「ぴたっ」といった言葉が溢れています。
なぜ、これほどまでに多用されるのでしょうか?
①脳に届くスピードが速い
「保湿成分が角質層まで浸透し、肌の水分・油分を補い保ちます。」という説明は、理解するまでに脳で論理的な処理が必要です。
一方で「すーっとしみ込み、うるぷる肌に。」のようにオノマトペを用いた言葉は、聞いた瞬間に肌がうるおうイメージが脳にダイレクトに浮かびます。
この「直感的な理解」が、購買意欲を瞬時に高めるのです。
②「使用感」という目に見えない価値を可視化する
化粧品は、実際に使ってみるまでその良さが分かりにくい商品です。
●「ベタつかない」→ 「さらり」
●「密着感が強い」→ 「ぴたっ」
●「弾力がある」→ 「ぷるん」
このように、テクスチャーを擬態化することで、消費者は自分の肌に乗せた時の感覚を疑似体験でき、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。
③薬機法の制限を補完する「表現の救世主」
化粧品広告には「薬機法」という厳しいルールがあり、化粧品の効能の範囲 56効能以外(部外品においては承認効能以外)を謳うことはできません。
しかし、「ピンッとしたハリ感」 や 「パッ!と明るい印象」 といったオノマトペを用いることで、法律を遵守しながらも、その化粧品がもたらすポジティブなイメージを最大限に膨らませることが可能になります。
※薬機法と景表法については過去のブログで分かりやすく解説しています。

オノマトペが逆効果になる落とし穴も?
オノマトペは記載スペースが小さくても感覚に訴えることができるため、化粧品や食品の製品広告に適していると言われています。
ここまでオノマトペの魅力をお伝えしてきましたが、実は「オノマトペを使わない方がいい場面」も存在します。
オノマトペはあくまで感覚的で抽象的な表現です。
「ぴたっ」や「とろ〜ん」から感じるイメージには個人差があるため、正確な情報伝達や、企業としての信頼感・安全性をアピールしたい場面には不向きなのです。
例として、コスメテックジャパンの会社紹介を2つのパターンで比較します。
化粧品開発の担当者の立場なら、どちらの会社に仕事を依頼したいでしょうか?
①オノマトペあり
当社は、ずーっと昔に創業した桃谷順天館を母体とする化粧品OEM会社です。
きっちりした製品開発システムを導入し、自社工場ではがっちりした品質管理システムで、お客様に安心してご使用いただける化粧品を提供しています。
お客様のフワッとしたアイデアも、当社のスタッフがパパッと形にして、ワクワクするようなご提案をドンドン出します!
ちょっぴりから受注可能で、ドカンと大量生産のご希望にもお応えします。
②オノマトペなし
当社は、1885年に創業した桃谷順天館を母体とする化粧品OEM会社です。
ISO9001を用いた製品開発システムを導入し、自社工場ではISO22716・化粧品GMPガイドラインの認証を得た品質管理システムで、お客様に安心してご使用いただける化粧品を提供しています。
企画と営業のプロがタッグを組んで市場のトレンドやターゲット層を緻密に分析し、漠然としたアイデアからでも、コンセプト立案から成分選定まで具体的かつ戦略的な企画提案を行います。
最低数量3,000個から受注可能で、数万個単位の大量生産のご希望にもお応えします。
いかがでしょうか?
圧倒的に②の会社に依頼したいと思ったはずです。
①はなんだか親しみやすさはあるものの、「ずーっと昔っていつ?」「がっちりってどのくらい?」「フワッとしたままパパッと作られて大丈夫?」と、BtoBの取引においては不安が残ってしまいますよね。
このように、化粧品ビジネスにおいては言葉の使い分けが非常に重要です。
OEM会社だからできる「オノマトペからの逆算開発」
私たちOEM会社は、お客様が思い描くオノマトペを化学の力で現実にします。

例えば、お客様から「生クリームのような、濃密でこっくりしたクリームを作りたい」というご要望をいただいたとします。
私たちはその「こっくり」をオイルの配合比率等で調整しながらベストバランスにすることで、理想のテクスチャーを形にしていきます。
「こんな感触の美容液を作りたいけれど、どう表現すればいいか分からない」
「ターゲット層に刺さる『オノマトペ』に合わせた処方を提案してほしい」
そんなお悩みをお持ちの方や、化粧品のOEM/ODM製造にご興味がおありの方は、
ぜひ一度オリジナル化粧品・健康食品受託製造(OEM/ODM)のコスメテックジャパンにお問い合わせください。

言葉にならない「心地よさ」を、創業140年・6万通りの処方を有する確かな処方技術で形にいたします。
次回は当社のオノマトペ・オススメ処方をご紹介します!どうぞお楽しみに!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▶化粧品開発に役立つメールマガジンを配信しています!ぜひお問い合わせください。
▶化粧品・健康食品受託製造(OEM/ODM)コスメテックジャパンのホームページはこちら。

この記事を書いた人:松尾来美
株式会社コスメテックジャパン 商品開発部
フェムテックアンバサダー
